高度化する要件と、社内での成長の持続
Advanced requirements and sustained growth in-house
(株式会社ポリゴン・ピクチュアズ)
(Polygon Pictures Inc.)
今後の会合の状況を見つつ加筆修正を含めブラッシュアップを進めていく予定です。
■概要
■Overview
過去に類をみない規模でIT技術革新が進む現代において、映像制作におけるITインフラの構築と運営に求められる要件は、今までの映像制作系スタジオ同士の技術上の変革の速度とは比べもにならない速度で進んで行き始めたように思われます。それは実際、大手クラウド系企業や巨大化したサービスとの設計や性能差、運営コスト差など、常に大きな差を示されつつも進めていく現状を生んでおり、現代での映像制作上のインフラ構築への難度かあら、プレッシャーとして感じられ、それは日に日に大きなものとなっていっていると思われます。
この資料では、そのような背景の中で、ポリゴン・ピクチュアズでのエンジニアリング上の問題意識を率直に紹介したいと思います。
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■単純な処理で運営コストに違いがある現実
■The reality that there is a difference in operating costs with simple processing
ストレージ管理やストレージアクセスだけでなく、映像制作インフラではデジタルデータの管理と運用、そこに必要な通信などの安定性と低コスト化が常に課題として存在しています。近年では複数のスタジオが協業して制作を行うことも珍しくありませんが、請負型の制作である以上、他スタジオとの制作上のコスト差を生められればスタジオとしての差別化を目指していける一方で、安定性と低コスト化の両立とともに、性能の向上やスケーラビリティの向上なども課題になっていく傾向にあります。そこでは単純な処理や通信であるほど、海外IT企業で開発された内製技術との違いが、歴然として来ている現実があります。単純な処理も積もっていけば大きなコスト差を生む要因となっていく、これは現代での映像系スタジオのインフラ構築においては、悩みのひとつとなっていっている印象があります。
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■ドメイン特化型での発展性の模索
■Search for development with domain-specific
国境を超えたグローバルな環境での通信や、それ以上の規模での通信においては、海外大手企業の研究開発にとても太刀打ち出来るものではないことは明らかではないかと思われます。実際、超小型衛星を映像制作向けに宇宙に配備したいスタジオは現代ではまずいないと思われますし、あくまでも、映像制作という目的の範囲で、その研究開発をしているものと思われます。
しかし一方で、海外の大手企業の多くは、その大きな視点での研究開発の結果を惜しげもなく映像制作やゲーム開発に投入していく現実もあり、もはや旧来の映像制作目的での研究開発では、その距離を縮めることが出来ない現実を浮き彫りにしていっているのではないかと思われます。
ドメイン特化型アーキテクチャなどの模索を行う場合であっても、基礎技術の多くの進展も格段に進んだの研究開発体制を構築している海外大手企業との違いがある以上、結果的に追付ける気がしない印象さえ、強く抱いているスタジオも多いのではないかと思われます。
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■スタジオの文化とグローバル化の波
■Studio culture and wave of globalization
多様な文化を共存共生し合うように発展して来ている現代のインターネットが牽引しているIT技術の発展状況において、多少の個性や独自性では、効率化の波に戦う以前に維持できなくなっていく現実もそこにはあります。映像制作スタジオは、小規模のスタジオも激増に近いペースで増えている現状もあり、その多くのスタジオ内での無数の個性の中で、何か目立つ個性を発揮していく、このことは容易に達成出来ない課題を各スタジオに突き付けて来る現実があり、ポリゴン・ピクチュアズでもそれらを意識しながら、いかに自分たちの個性・独自性を打ち出していく姿勢を意識していくことで、なんとか立ち向かっている現実があります。
ポリゴン・ピクチュアズは海外大型案件を手がける機会にも恵まれていますが、そこでは様々な海外のスタジオとも競い、切磋琢磨していかなければならないプレッシャーもあります。しかしながら、これら背景を悲観的に捉えることなく、日常的に努力を積み重ねて進めていく、このことはポリゴン・ピクチュアズで作品を作るための原動力のひとつともなっており、常にその意味でグローバルな視点を持つようにして日々意識しています。
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■グローバル化した目線での技術開発や研究開発
■Development and research from a globalized perspective
ポリゴン・ピクチュアズでのエンジニアは、海外大手企業を中心とする発展著しいIT技術を常に追い続けながら、時には高いハードルも意識しつつ変革の精神で開発を続けています。社内では、次元の異なる海外大手の研究開発に少しでも付いていけるよう、スタジオとしての変革を継続して進めて行きたいと考えております。
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■まとめ
■Summary
本資料では、厳しいIT技術開発の現実をどのようにポリゴン・ピクチュアズが受け止め研究開発に勤しんでいるかを解説させて頂きましたが、実際、海外大手のITインフラの改革は速度も速く、その質も高いものとなっており、そこで精神の健全を意識しつつの自己変革とスタジオとしての変革をどのような気持ちで行っているかを紹介しました。会合では、グローバル基準の進展の前に、映像制作スタジオとして今後どのようにしていくかも参加者の皆さんとお話ししたいと思っており、皆さんの今後の抱負や目標に関してもお伺いしたいと思います。
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