映像制作で求められるインフラエンジニアのスキル
Infrastructure engineer skills required for film production
(株式会社ポリゴン・ピクチュアズ)
(Polygon Pictures Inc.)
今後の会合の状況を見つつ加筆修正を含めブラッシュアップを進めていく予定です。
■概要
■Overview
映像制作では、制作されるモデルデータ、画像データ、キャッシュデータなど、大容量のデータを格納するストレージシステムや、そのデータI/Oを支えるネットワークシステム、計算クラスタとなるレンダーサーバー群など、多様なインフラを利用しています。
また、ライセンスサーバーやパイプラインシステムのデータベースシステムなどが必要とされることもあり、要件に合わせいろいろなシステムのインフラを設計、構築、運用する必要があります。
加えて、一般的なITシステムやセキュリティ対策など、いわるる情報システム部門のインフラもその担当範囲となってきます。
このように映像制作会社におけるインフラエンジニアには、広範囲なITスキルとパフォーマンスの最適化を行うための専門的なスキルも要求されます。
こういった事実は普段なかなか知り得る機会が少ないが、映像制作で求められるインフラエンジニアのスキルについて、整理していきたいと思います。
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■インフラエンジニアに求められるスキル
■Skills required for infrastructure engineers
日々の業務
・制作で利用する大規模ストレージ(数百TB〜数PB)の設計/運用
・パイプラインシステムからの要件を理解し、インフラの企画/設計/運用
・高トラフィックなイントラネットワークの設計/構築/運用
・仮想環境の設計/構築/運用
・コンテナ環境の設計/構築/運用
・データベースシステムの設計/構築/運用
・データ共有インフラの設計/構築/運用
・クラウドインフラの設計/構築/運用
・レンダリングや分散処理のためめのインフラ設計/運用/管理
・ライセンスサーバーの構築/運用
・監査や暗号化といったITセキュリティ対策
必要となるスキル
・Linuxシステムの経験と知識
・ファイルシステムに対する知識
・ストレージアクセスのためのプロトコルへの知識(CIFS / NFS / iSCSI / AFP など)
・高トラフィックなネットワークシステムの経験と知識
・自社パイプラインシステムやワークフローへの理解
・DCCツールやレンダラーソフトウェアへの理解
・VMWareなどの仮想化技術の経験と知識
・DockerやKubernetesなどのコンテナ技術の経験と知識
・Ansibleなどの構成管理ツールの経験と知識
・WebアプリケーションやAPIシステムの経験と知識
・RDB、NoSQLなどのデータベースシステムの経験と知識
・ネットワークセキュリティに対する経験と知識
・システム監視とロギングに対する経験と知識
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※会合までに資料の内容を更新する可能性があります。
※There is a possibility to update the contents of materials by the meeting.