最近のITの進展とアーティストとしてのテクニック
Recent advances in IT and techniques as artists
(株式会社ポリゴン・ピクチュアズ / スタジオフォンズ)
(Polygon Pictures Inc. / Studio Phones)
今後の会合の状況を見つつ加筆修正を含めブラッシュアップを進めていく予定です。
この資料は、デザイナーやアーティストが集団で作業する環境を想定し、比較的今後セルルックCGにおけるパイプライン変革を考えている一定規模のスタジオ及びそこでの技術者やスタジオを代表しているアーティストなどを対象に書かれています。
■概要
■Overview
プログラミング初心者が取り組むスクリプトの段階でも、ランダムに色を割り振るような機能の実装や、アーティストが大まかなディレクションの元で一定以上の規模のアセットへの調整を行う機能は、今までも数多く映像制作には取り込まれて来たと思います。
一方で、プロシージャルテクスチャーなど、アーティストからのニーズによる開発やソリューションなどから制作に取り入れて来たツールも、近年ではよりシステマチック処理を行うことを目的に、機械学習や深層学習などを利用した大規模なアセット生成へと向けて取り込んで行く傾向が出てきたように思います。
映像制作スタジオである以上は、スタジオとしてのユニークさであったり、そこで働いているアーティストの個性やクリエイティビティもよりよく反映していく意味でも、手法上の展開の充実を図るよりシステムとしてそれらを拡張していくことを行うことに重点がおかれますが、スタジオに合った発展をそこで見出さないことには、単なるスタジオとして対応していける手法の充実といったかたちで、停滞を生んでしまうかもしれません。
近年の機械学習や深層学習の発展を陰ながら見ていくにつれ、芸術や美術上の様式の認識、そこで認識したパターンに応じたスタイルのある種の構造化、それら計算機上で扱いやすい構造化を扱うことによりドローイングのテクニックを指定した上での再構築などの研究、わたしたち映像制作に関わるスタジオが、そこでのアーティストの手法をより深く理解していく糸口にもなりえそうな発展まで、わたしたちの関心は様々なかたちで引かれていくように思われます。
今回の会合では、単なる近年のITの発展の取り込みを目的としたディスカッションではなく、これらITの進展を背景に、今後のパイプライン変革を話し合い、それらを支えるインフラに関する可能性を参加者間でディスカッションしていけたらと考えています。
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■会合時に話題にしたいリンク先など
■Links we would like to talk about at this meeting
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