エンジニアリングに慣れていないスタジオでの社内インフラ構築
Building internal infrastructure in studio not familiar with engineering
(株式会社ポリゴン・ピクチュアズ / スタジオフォンズ)
(Polygon Pictures Inc. / Studio Phones)
この資料は「映像制作パイプラインとアーティストのテクニック 7」への参加者を想定し、計算クラスターやアセット管理サーバーなどの導入を検討している、または意欲的に変革を考えている参加者向けに書いて行きます。
会合までに多少のブラッシュアップを行いますので随時チェックをお願いします。
■エンジニアの選定(背景)
■Selection of engineers (Background)
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■エンジニアの選定(基本的な姿勢)
■Selection of engineers (Basic policies)
制作に関連する各種保険への対応として、トラブルが起きた際のレポート生成などの観点なども考え、外部の事業者などに運営を任せない体制を各社が模索しその流れを強めてきています。これはスタジオとして責任の所在を明確化し運営していくという多くの業界で見られる傾向と同様でありますが、大手のハードウェアメーカーさんからマシンを購入しつつも、内部で用いるHDD、SSDなどは社内で破棄する体制を築く、サーバー内部のデータに関しては社内のスタッフまたは適切な権限を持つひと以外がアクセスできない環境を構築する、それらを扱うソフトウェアやサービス契約を結ぶ際には、請負型の制作の場合はトラブルがあった際にクライアント向けに適切な説明ができるか、第三者からの監査を受ける必要があるのか、各種保険での対応時に問題ないかなどを検討すると良いかもしれません。
詳しくは本サイトの関連資料内にある、下記リンク先などをご覧下さい。
求められていく研究開発のスタンスの変化
https://a-film-production-technique-seminar.com/fppat/materials/ppi_phones_rnd_stance/index.html
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■エンジニアの選定(人材面)
■Selection of engineers (Human resources)
24時間365日稼働することが前提の計算クラスター(レンダーファームなど)や大規模ストレージ(アセットサーバーやキャッシュサーバーなど)を運用する場合、Linuxなどのサーバー運用経験があり、実際に規模の大きいシステムを運用した経験が複数年あるといったキャリアが、インフラエンジニアとして求められるスキルの大まかな目安になるかと思います。
しかし一方で、この後の項目「社内の文化の育成面」で記載していますが、信頼するスタッフで徐々に自社スタジオの運用にフィットしたサーバー運用体制などを確立したい場合は、当初はコストが多少高くても、AWSやGCPなどグローバルで利用可能なクラウドサービスのサポート契約などを検討し、段階的に社内スタッフとスタジオの文化を育てつつ進めていくことも、進め方のひとつであるとも思います。
そういったサービスは、IT技術の専門スタッフによる教育面のサポートも多く提供していますし、MPAAなどを意識した海外展開を検討したいスタジオであるほど、グローバル基準のインフラスキルを目指しながら進めていけるようにも思います。
詳しくは本サイトの関連資料内にある、下記リンク先などをご覧下さい。
映像制作で求められるインフラエンジニアのスキル
https://a-film-production-technique-seminar.com/fppat/materials/ppi_infraengineer_skill/index.html
人材獲得の難しさと研究開発の難しさ
https://a-film-production-technique-seminar.com/fppat/materials/ppi_phones_human_resource/index.html
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■エンジニアの選定(社内文化の育成面)
■Selection of engineers (Training of internal culture)
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■計算クラスターの設計や選択
■Design and select calculation clusters
数台程度のPCクラスタを採用する小規模スタジオも多いと聞いていますが、大量の計算クラスターをサーバルーム内に設置し運用管理していく上では、Xeon系のプロセッサを考えることを最初に選択するのが一般的かと思います。
サーバー用途のCPUはコンシューマー系のデスクトップ系のCPUに比べ価格は上がることも多いですが、耐熱性や排熱性などを考慮しないといけない計算クラスター用途の場合、多くの台数を設置する場合は特にXeon系を採用するスタジオが多いのではないかと思います。
スタジオとして安定した生産性を意識する上で安心感にも繋がると思いますし、最初は大手のハードウェアメーカーさんなどからもサポートを受けつつ、故障時の部品交換や故障率などをトラッキングしながら運用経験を積んでいくスタジオが多いようです。
詳しくは本サイトの関連資料内にある、下記リンク先などをご覧下さい。
映像制作パイプラインと計算資源
https://a-film-production-technique-seminar.com/fppat/materials/ppi_phones_compute_resource/index.html
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■ストレージの設計や選択
■Design and select storage
多くのスタジオでは多人数が同時にデータへアクセスする際の通信負荷や読み書きで生じるI/O負荷などを考慮し、自分たちのスタジオに合ったストレージを検証し選択していくかと思います。ほとんどの場合、スタジオとしてのストレージへの要求も年々変化をして行きますので、これらは毎年見直しを行いつつ、例えばレンダラーなどの仕組みやストレージ面への負荷などを予測しつつ、自分たちのスタジオとして欲しい性能を考えていくことがスタジオでのストレージ選択へのアプローチとなっていくでしょう。
一方で、ストレージでのデータ保管に関する冗長性や可用性などを考慮していく意識なしには、海外案件をはじめとする大規模制作への対応も進みにくいのが実際のところかと思います。
コンサルティングをはじめとする外部のかたの意見を伺いつつ考えていくことも重要だとは思いますが、それ以上に社内の技術スタッフや制作スタッフからストレージへの要求をヒアリングしつつ設計し、予算などとの兼ね合いのなか選択する習慣そのものを身に付けていくことが、スタジオとしての発展性に繋がるのではないかと思われます。
詳しくは本サイトの関連資料内にある、下記リンク先などをご覧下さい。
映像制作パイプラインでのストレージシステム構築時のポイント
https://a-film-production-technique-seminar.com/fppat/materials/ppi_phones_pipeline_construction/index.html
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■クラウドサービスとの連動
■Integration with the cloud service
近年、計算リソースの確保や外部スタジオとのデータ共有を目的としたクラウドサービスの利用が拡大してきています。各社のクラウドサービスの内容や特性を考慮しつつ、またコスト面での費用対効果とのバランスにも意識しながら、インフラを設計していくことが重要となります。しばらくは社内のサーバールームなどに設置されたオンプレミスのインフラと、クラウドのインフラを併用していくような利用形態が一般的になると思われますが、クライド側においてはより一層セキュリティに対するケアが必要になっていくと思われ、その際にはMPAAなどをガイドラインにして設計をしていくことが良いのではないかと考えます。
詳しくは本サイトの関連資料内にある、下記リンク先などをご覧下さい。
AWSを例にしたクラウドパイプラインの基礎
https://a-film-production-technique-seminar.com/fppat/materials/ppi_basic_cloudpipeline/index.html
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■運用管理面
■Operation management
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